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【集大成の男たち】3バックの中央担う“天性の主将”長谷部誠 「自分のやるべきことは変わらない」 (1/2ページ)

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 4月に慌ただしく船出した西野ジャパンにおいても、長谷部誠が放つ代役の効かない存在感は変わらない。8年前の南アフリカ、4年前のブラジル両大会に続いて、14日開幕のW杯ロシア大会でも、フィールドプレーヤーでは最年長の34歳となったこのベテランが、キャプテンを務める。

 青天の霹靂の大役拝命から8年もの時間が経過した。その間の日本代表監督は5人を数えるが、長谷部誠の左腕には常にキャプテンマークが巻かれてきた。

 南アフリカ大会の開幕を直前に控えた2010年6月。イングランドとのテストマッチを前に、不振が続いていたチームに当時の岡田武史監督が大ナタを振るった。

 精彩を欠く大黒柱・中村俊輔に代えて、本田圭佑を抜擢。ポゼッション(ボール支配率)重視の『4-2-3-1』から、本田を1トップに置く『4-1-4-1』の堅守速攻型に180度変えた。同時にゲームキャプテンも、DF中沢佑二から長谷部へ変更。これが奏功した日本は、2度目の1次リーグ突破を果たした。

 当時の長谷部は26歳。中沢やチームキャプテンのGK川口能活らベテランが数多くいた中で、プレッシャーなく振る舞えた。一転して同年8月に発足したザックジャパンでは、ベテラン勢が選外になる。後にアルベルト・ザッケローニ監督が「天性のチームリーダー」と称賛した責任感が、いよいよ前面に押し出される状況が整った。

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