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【松本秀夫 プロ野球実況中継】パの打者は本格派投手が好物? 西武、巨人・菅野を粉砕も技巧派の内海には抑えられ

 交流戦ソフトバンク対巨人の取材で博多に来ています。12日の巨人は先発の山口俊投手が7回1失点の快投を演じ3連勝となりました。

 正直に言えば今日の山口投手は大丈夫かな? と思っていました。

 というのは、8日の西武戦で、エースであり同じ本格派の菅野投手が5失点を喫し敗戦投手になった記憶が鮮明に残っていたからです。

 「パリーグには菅野クラスの本格派投手が1チームにひとりずつくらいいるんです。岸、涌井、則本…。ふだんからそういう相手と対戦しているから、菅野が来たからといって構えることはありません」

 これは菅野投手が打たれた翌日の、西武の首脳陣のコメントです。巨人ファンからするとはらわたの煮えくり返るようなコメントかもしれませんが、実際に打たれた後だけに返す言葉がないでしょう。

 一方で、同じ西武が左の技巧派の内海には7回で2得点に抑えられました。ヤクルトの石川投手も、先週のソフトバンク戦に続いて12日の西武戦でも勝利。パリーグで左の技巧派といえば楽天の辛島投手くらいですから、むしろこうしたタイプの方がハマるのかなと思ったのです。

 交流戦前には、日本ハムから移籍してきた中日・大野奨太捕手に「セとパでは、ピッチャーのタイプが違うからリードも変わってきますね」という話も聞いていたのですが、これも力投派のパリーグと技巧派のセ・リーグという投手イメージを裏付ける話かなと。

 いずれにしても、巨人ファンは、というか菅野投手本人がそれ以上に、リベンジの舞台を待ち望んでいるでしょう。それには両軍が日本シリーズの舞台に進出しなければなりませんが、さて…。

 ■松本秀夫(まつもと・ひでお) 1961年7月22日生まれ、東京都出身。早大卒、85年ニッポン放送入社。スポーツ部アナウンサーとして「ショウアップナイター」の実況などを担当。2005年ロッテ優勝決定の試合での号泣実況のほか、数々の名言がある。17年4月よりフリー。

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