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407日ぶり白星の阪神・藤浪は本物か 楽天サイドもアレレ「事前に聞いていたより…」

 悪条件での投球が“吉”と出た。阪神・藤浪晋太郎投手(24)は15日の楽天戦(楽天生命パーク)に先発し、7回途中まで4安打9奪三振無失点に抑え今季初勝利。本人が自虐的に「400日ぶりぐらいですかね」と語った通り、昨年5月4日ヤクルト戦(神宮)以来407日ぶりの白星を挙げた。

 試合開始の午後6時時点で、仙台の気温は12・7度。強風が吹き、冷たい雨も吹きつけ、寒さに慣れている楽天ナインでさえ大量のカイロを持ち込んだが、「攻守交代のたびに暖をしっかり取らないと風邪をひくレベル」。球団関係者が「もしスタンドがガラガラなら中止にする可能性もあった」と明かすほどの悪条件だった。

 ところがこれが、毎試合のように制球難に悩まされていた藤浪にとってはプラスに働いたようなのだ。本人は「寒さに苦労した」というが、チーム関係者は「その分、腕を小さくコンパクトに振っていた。前回(3日の西武戦)から修正できていた」と指摘。楽天サイドも「寒さのせいか、ベンチから見ていてりきみがなかった。事前のミーティングで聞いていたよりも外角直球でストライクを取られたのは計算外」と首をひねった。

 今季6度目の登板で初白星をつかみ「気持ち的に楽になる」。問題は次回登板以降、セ・リーグ球団相手でもこの投球を続けられるかどうかだ。(山戸英州)

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