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【ミラクルを呼ぶ男たち】憧れのスペインで急成長した乾、指揮官も高評価「日本人にはいないタイプ」 香川との黄金コンビ輝く時 (1/2ページ)

★乾貴士(30)

 「ホンマに一緒にやりたいんですけどね。ちょっとハリルホジッチ監督にお願いしてみますわ」

 乾貴士(30)=ベティス=は、関西人ならではの明るいノリとイントネーションで胸中をこう明かした。2年以上のブランクを経て復帰したハリルジャパンで、出場時間を少しずつ伸ばしていた昨年10月のことだ。

 ピッチで共演したい、と熱いラブコールを送った相手は香川真司(29)=ドルトムント。同じ学年の2人の出会いは、ちょうど10年前の2008年6月。野洲高校から加入した横浜FMでくすぶっていた乾は、出場機会を求めてC大阪へ期限付き移籍。19歳にして岡田ジャパンに選出されるなどブレーク間近だった香川とは瞬く間に意気投合した。

 J1昇格を勝ち取った2009年、香川は27ゴールで得点王に輝き、乾も20ゴール。人気漫画『キャプテン翼』に例えれば、大空翼を香川が、岬太郎を乾が演じ、ゴールデンコンビはお互いを生かし合いJ2戦線を席巻した。

 至福の時間は翌年7月、香川のドルトムント移籍とともに一時停止を余儀なくされる。乾も11年夏にドイツ2部のボーフムへ、さらに1年後1部のフランクフルトへ移籍した。

 しかし、乾が少年時代から憧憬の思いを抱いていたのはスペインだった。だからこそ、夢がかない15年8月に移籍したラ・リーガ1部のエイバルで急成長を遂げた。

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