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香川が冷静に先制PK弾!一時は落選危機…それでも心折れず「一つ一つ乗り越えてきた」

 1次リーグH組の日本は19日、初戦で前回8強のコロンビアと対戦し、2-1で勝った。

 立ち上がりに日本はPKを得た。相手が抗議を続ける間、香川はボールを抱えて離さなかった。前半6分、左に動いたGKの動きを見極め真ん中やや右に決めた。「しっかりと冷静に蹴ることができた。GKのタイミングを外すことだけ考えた」と振り返った。

 精神面でもろく、日本代表の舞台では輝けない-。香川につきまとってきたレッテルだ。前回の2014年ブラジル大会は、1次リーグ全3試合に出場するも低調な動きが目立ち、無得点。期待を裏切った。

 PKには苦い記憶があった。3年前のアジア・カップ。決勝トーナメント1回戦アラブ首長国連邦(UAE)戦はPK戦までもつれ、6人目のキッカーで外した。W杯の大舞台で苦手意識を払拭してみせた。

 トップ下として開花したC大阪に入団した06年当時は、紅白戦はずっと左サイドバック。求めていた前線に入れるよう、居残りでボールを蹴った。当時を知るC大阪の小菊コーチは「寮で映像を見て、へこんで、3、4日元気がないことがあった。僕の中では苦労してる時間しか残ってない」と振り返る。

 日本代表ではハリルホジッチ前監督の戦術と折り合わず、出場機会を減らした。今年2月には左足首を痛め、一時は落選危機に陥った。それでも心折れず、個別練習に打ち込み「常に壁があり、もがきながら一つ一つ乗り越えてきた」。

 コロンビア戦では先制点を挙げ、中盤で試合を作り、躍動した。「まだ何も成し遂げていないので次の試合に備えたい」とセネガル戦を見据えた。(産経新聞 吉原知也)

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