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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】策に溺れた名将ペケルマン監督 ハメス投入でコロンビアの運動量が低下 (1/2ページ)

 コロンビアを率いて7年目の名将ペケルマン監督(68)。わずか2カ月前に日本の指揮を託された西野監督。2人のベンチワークが印象的な一戦でした。

 開始3分で中盤の攻守を担うC・サンチェスが退場。その対処としてペケルマンはまず、MFキンテロの位置を下げましたが、機能しないとみるや、前半31分に守備力の高いMFバリオスを投入。交代相手が攻撃の重要なキーマン、MFフアン・クアドラードという選択にはうならされました。

 ここから日本は1人少ない相手に数的優位を生かせず。交代策で機能を回復したコロンビアに追い詰められ、苦し紛れの縦パスでボールを失う悪循環。同39分には、ゴール前で与えたFKから、キンテロの同点弾を許します。単独突破ができるクアドラードよりも、セットプレーを任せられるキンテロを残したのは大正解でした。

 対する日本もハーフタイムを使い、しっかり話し合ったのでしょう。後半から両サイドMFの原口と乾が積極的に仕掛けて主導権を取り戻し、相手を疲弊させていきます。日本相手に勝利がほしいペケルマンは後半14分、疲れが見えるキンテロに代わり、エースのハメス・ロドリゲスを投入。しかしこのカードで、策士が策に溺れる格好に。