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19歳エムバペ、今大会最年少ゴール! フランス16強入り W杯 (1/2ページ)

 1次リーグC組のフランス(FIFAランキング7位)は若き背番号「10」、FWキリアン・エムバペ(19)が今大会最年少ゴール。ペルー(同11位)を1-0で破り、2連勝で16強入りを決めた。

 新たな伝説の第一歩が記されたのは前半34分。敵陣でボールを奪ったMFポグバが即座にペナルティーエリアへスルーパスを送り、反応したFWジルーが相手DFの裏で受けシュートを放つ。相手DFの足に阻まれ、ゴール前に浮き上がったこぼれ球を、しっかり詰めていたエムバペが難なく右足で流し込んだ。

 フランスの金満クラブ、パリ・サンジェルマンが用意した移籍金は約230億円。「神童」の名をほしいままにする有望株は、カメルーン出身の父とアルジェリア人の母の間に1998年12月、パリ近郊の街で生まれた。その5カ月前、フランスは自国開催のW杯で初優勝。アフリカ、カリブなど世界各地にルーツを持つ“多国籍軍”の中心にいた背番号「10」は、アルジェリア移民2世のジダンだった。

 1980年代に10番を背負った「シャンパンサッカー」の象徴、プラティニもイタリア系。移民国家は歴代のサッカー代表チームにも反映されてきた。その最先端にいるのが、弱冠19歳で10番を継承したエムバペというわけだ。ただし、従来の優美な司令塔の系譜にはとどまらない。この日も右サイドを主戦場に、豊かなスピードと遊び心のある足技を惜しみなく披露した。