記事詳細

西野J“サランスクの奇跡”に潜む不吉なジンクス… 96年アトランタ五輪、“マイアミの奇跡”でブラジル撃破も結末は悲劇 「同じ轍を踏まないようにしないと」 W杯2018ロシア大会

 1次リーグ初戦で格上のコロンビアから金星を挙げ“サランスクの奇跡”とたたえられた日本代表に、不吉なジンクスが忍び寄っている。

 西野朗監督(63)は1996年のアトランタ五輪でも、日本五輪代表を率いてメキシコシティー大会以来28年ぶりの五輪出場を果たし、さらに本戦1次リーグでブラジルを破り“マイアミの奇跡”と呼ばれた。今回は人生2度目の奇跡だったわけだ。

 しかし、本人はこの話題についてはニコリともせず、むしろ「同じ轍を踏まないようにしないと」と苦虫をかみつぶしたような表情をしている。

 それも無理はない。アトランタ五輪では1次リーグ初戦でブラジルを破り世界に衝撃を与えたものの、2戦目のナイジェリア戦は0-2の完敗。3戦目はハンガリーに3-2で逆転勝ちを収めたが、得失点差で決勝トーナメント進出を逃した。3試合で2勝しながら涙をのみ、奇跡の結末は「悲劇」で終わった。

 しかも今回のW杯ロシア大会は、初戦コロンビア、2戦目セネガル、3戦目ポーランドの並びがなんとも不気味だ。初戦に南米のチームと戦って“奇跡”を起こし、2戦目にアフリカ、3戦目に東欧のチームとの対戦を残している点で、アトランタ五輪と全く同じ道をたどっているのだ。

 アトランタ五輪のナイジェリア戦は、ハーフタイムにMF中田英寿がチームの守備的布陣に対して異論を唱え、西野監督が叱責。その後、チームの雰囲気がぎくしゃくした経緯がある。

 不吉なジンクスを払拭するためにも、セネガル戦は勝利(勝ち点3)か、せめて引き分け(勝ち点1)に持ち込みたいところ。

 ちなみに、アトランタ五輪は1次リーグ同組のナイジェリアが最終的に金メダル、ブラジルが銅メダルに輝いた。今回に当てはめれば、1次リーグ2戦目で日本と対戦するアフリカのセネガルが優勝、コロンビアが3位になりそうだが、果たして…。

 一方、セネガル国内では、2002年W杯日韓共催大会の開幕戦でフランスを破って「ソウルの奇跡」と呼ばれ、その勢いのまま8強入りを果たしたアリウ・シセ監督に“2度目の奇跡”を期待する声が高まっている。(飯田絵美)

関連ニュース