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“勝負師”本田圭佑が3大会連続ゴール サブの立場「前向きになれたの初めて」 W杯

 日本人選手として初のW杯3大会連続得点は“お得意様”のアフリカ勢からだった。本田圭佑(32、パチューカ)は「(1-2から同点、逆転を目指す)流れの中で出て、結果を出せたのはうれしく思う」。チームに勝ち点をもたらす貴重な得点を決めると、クールな表情と打って変わり、舌を出しておどけてみた。

 後半27分、香川に代わってピッチに入った。本田の血肉には1つの経験が刻まれている。「アフリカのほとんどのチームが解決できてない弱点がある。瞬間的に集中力が欠如する」

 5分後にまさしくそうした場面が訪れた。大迫のクロスが流れて乾が折り返した。セネガルDFはボールを目で追うだけ。まんまとゴール前でフリーで待ち受けた本田は左足できっちりと流し込んだ。

 「チームの1点、1点がベンチにいてもうれしいし、サブという立場にこれだけ前向きに考えられたサッカー人生というのはこれまでなかった」

 立場をポジティブに受け入れたからなのか。コロンビア戦でも途中出場しCKから大迫の決勝点をアシスト。限られた時間の中で値千金の仕事をする“勝負師”ぶりを今大会は見せる。

 雌雄を決するポーランド戦。先発であろうがなかろうが、本田は進化を発揮し、日本を決勝トーナメントに導いてくれるはずだ。(エカテリンブルク=五十嵐一、産経新聞)