記事詳細

【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「汗」》サッカーW杯観戦、渋谷では…悲鳴に冷や汗、悲しい忘れ物も (1/2ページ)

 日本代表が2大会ぶりに16強入りを果たしたサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会。日本列島が熱狂と感動に包まれる中、スポーツバーなどが集まる東京・渋谷のスクランブル交差点には初戦からサポーターらが集結し、冷や汗ものの大混乱となった。「キャーッ」「痛い」「押すなよ!」。悲鳴や怒号が飛び交う現場を取材していると、「これが日本のサッカーファンの現状なのか…」と日本代表の健闘を喜びたい気持ちも半減してしまった。

 6月19日午後9時。1次リーグ初戦のコロンビアとの試合のキックオフに合わせて、渋谷のスクランブル交差点でカメラを構えた。W杯の年は例年、試合観戦を終えたサポーターらが横断歩道上でハイタッチするなど、混乱が生じていることから、交差点付近にはすでに警視庁の車両が10台以上並び、警察官らが歩行者を誘導するためのコーンや鉄柵をきびきびと準備していた。

 パトカーも集まり、よほど物々しい空気だったのだろう。何人かの外国人観光客に「警察官がいっぱいだけど、一体何が起きているの?」「今日は何かあるのか」などと声をかけられた。「W杯の日本の初戦で、試合後は混み合うから早めに帰った方がいいですよ」。そんな風にのんきに答えていたのもつかの間。午後11時ごろ、試合終了と同時に周囲の空気は一変した。

 日本が2-1でコロンビアを下し、見事初戦を制したことを伝える速報をスマートフォンでチェックするやいなや、交差点はみるみるうちにサポーターで埋め尽くされていった。どこからともなくわき起こった「ニッポン」コール。それが波のように広がって大合唱となり、気付くと交差点の片隅で四方八方を興奮で上気した顔に囲まれていた。「なんか…怖!」。危険を感じ、警察が報道関係者のために周囲を柵で囲んでくれたセーフティーゾーンへと逃げ込んだ。