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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】「もっとやれたのでは…」 悔しさが進歩を生む W杯2018ロシア大会 (1/2ページ)

 西野ジャパンの戦いが終わりました。W杯ロシア大会決勝トーナメント1回戦で強豪ベルギー相手に、2点を先行しながら逆転負け。よくやったとは思いますが、もっとやれたのではと、改めて欲が出たのも事実です。

 こうした欲は悔しさの裏返し。試合終了時に最も悔しさをあらわにしていた選手はDF昌子源(26)=鹿島=です。ピッチに突っ伏し、両拳を何度も芝にたたきつける姿がありました。

 ベルギー戦の先発では唯一の国内組(Jリーガー)。私は代表に呼ばれる前から、日本のセンターバックを任せられる逸材と期待してきました。身体能力はさほど優れていませんが、「行く・行かない」の的確な判断など、考えて守れるクレバーさがあります。インタビューでのしっかりした受け答えからも分かるとおり、頭の回転が速い。ところが、鹿島でレギュラーに定着して満足したのか、一時は野心が消えたように見え、「これじゃまずい」と心配したものです。

 今大会前ギリギリで槙野(浦和)からポジションを奪い、初めてのW杯の舞台で貴重な経験を積み、今までになかったほどの悔しさも味わったことで、また先の世界を見たはず。何事も欲が出ないと次にはつながりません。移籍の可能性が報じられている欧州クラブで、もうひと伸びしてほしいですね。

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