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【西本忠成 トラとら虎】金本監督が絶賛! 能見、中継ぎ転向で復活のワケ

 阪神の能見篤史投手(39)が中継ぎに転向してよみがえった。6日現在、11試合に登板し2勝0敗2ホールド。広島追撃の切り札だ。

 金本知憲監督が絶賛したのは4日の中日戦(甲子園)。1点ビハインドの6回1死一、二塁に登板し、無失点で切り抜けた。「あれは大きかった。あそこをピシャッと締めてくれたことで士気が高まり、逆転勝ちにつながった」とベテランの火消しをほめちぎった。

 首脳陣が配置転換を決めたのは5月下旬。左の中継ぎの弱体化と、能見が先発要員として限界を迎え2軍落ちしたことで白羽の矢が立った。2軍での試運転を経て、交流戦から1軍に加わった。

 「転向は大成功。これまでいろんな経験をしているからピンチでも動じない。若手のように四球から崩れる心配もない。先発だとスタミナを配慮しなければならないが、中継ぎは短いイニングで最初から飛ばせる。いまの年齢に適合している」と球団OBは見る。

 6月28日のDeNA戦(横浜)では同点の8回を3奪三振で切り抜け、自軍が9回に奪った決勝点で球界135人目の通算100勝。39歳1カ月での達成は史上2番目に遅い到達だが、先発要員のままだといつになるか分からなかった。

 「先発とは違った難しさはあるが、チームの勝利に貢献したい」と新たな役割に生きがいを見いだしている。(スポーツライター・西本忠成)

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