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【トレンドウオッチャー木村和久の世間亭事情】あっぱれ「西野ジャパン」のその後…MVPなんと言っても柴崎選手 (2/2ページ)

 監督就任後わずか40日で、一生分の仕事をしたという意味でも、永久に名前が残るでしょう。今後の動きですが、髪の毛を染めているようですので、白髪染めのCMなどに、引っ張りだこかも。渡辺謙がハズキルーペのCMで、稼ぎまくっているようですが、そのポジションすら奪いそうです。

 日本戦、最高の一番はベルギー戦ですが、歴史的観点で見ると、ポーランド戦の方が意義があると思います。試合会場はボルゴグラード、昔の名前はスターリングラードで、第二次世界大戦の独ソ戦の死闘を演じた街です。スターリンは自分の名前を冠した街を「どんな手段を使ってでも守れ」とゲキを飛ばします。揚げ句、街の90%をドイツ軍に占拠されながらも、街を再包囲。「肉を切らせて骨を断つ」作戦は、日本も同様でした。ポーランドに負けても、グループリーグ突破の道を開いたのです。

 シュペングラーが『西洋の没落』を書いてから、ちょうど100年。没落した欧州文化の最後の砦が、サッカーとF1レースなのです。まだまだサッカー新興国の日本、まずは継続して予選を勝ち抜くこと。そこからですよね。

 ■木村和久(きむら・かずひさ) コラムニスト。本連載と日刊SPA!の連載をまとめた近著「50歳からのかろやか人生」(雷鳥社)が発売中。

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