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【福島良一 メジャーの旅】ガリクソン以来の“日本帰り20勝”なるか 前巨人、マイコラス投手 (1/2ページ)

 大リーグのオールスター戦に初選出された前巨人のマイルズ・マイコラス投手(29)=カージナルス=は、前半戦だけで10勝。その目覚ましい活躍ぶりに、同じく元巨人投手だったビル・ガリクソンを思い出す。

 1977年、エクスポズにドラフト1巡目(全体2位)指名で入団。79年に弱冠20歳でデビューし、翌80年に10勝。当時の大リーグ新人記録にあと1つと迫る1試合18奪三振の快投も演じ、ナ・リーグ最優秀新人投手に選ばれた。

 以降、長期ストライキで中断した81年を除き、毎年2ケタ勝利。若い頃に糖尿病を患い、食事療法と摂生に努めながら、87年にはシーズン途中にレッズからヤンキースに移籍し計14勝を挙げたが、契約交渉が決裂し、メジャー通算101勝の実績を携えて日本にやって来た。

 88年には巨人で江川卓投手の引退後のエースとして期待され14勝。しかし翌89年は右足太ももの肉離れで7勝止まり。日本シリーズにも登板させてもらえず、解雇同様の扱い。最終戦の結果を待たず帰国の途に就いた。

 それでも過去の実績を評価され、90年にアストロズで10勝と復活。翌91年はタイガースで自己初の20勝を挙げ、ア・リーグ最多勝に輝いた。

 その後、まず日本で経験を積んだ選手が大リーグで活躍する例が相次いだ。2012年、ジャイアンツのライアン・ボーグルソン(元阪神、オリックス)が14勝。15年にはレンジャーズのコルビー・ルイス(元広島)が17勝をマークした。

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