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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】J1得点王争い独走中の広島・パトリック…実は練習は下手くそ、でも本番に強い!

 J1の得点王争いは、ブラジル人FWパトリック(30)=広島=が14ゴールで独走しています。全19試合に出場してこの数字はなかなかのものです。

 1日のアウェーでの横浜戦では、「やり直しPK」がありました。広島は前半ロスタイムに獲得したPKを、元日本代表MF青山が蹴り相手GKに阻まれましたが、蹴る前にGKがゴールラインの前に出ていたとして「やり直し」の判定。ここでキッカーが青山からパトリックに代わり、ゴール左に決めました。やりなおしPKでキッカーの交代が可能というルールは、実は私も初めて知りました。

 このパトリック、実は練習ではかなり下手くそなんだそうです。ボールをすぐ奪われるし、シュート練習でも外す。ところが試合になるとガチッと決めてくる。

 日本にやってくる助っ人には、最近はイニエスタ(神戸)のようにウルトラスーパーな選手もいますが、パトリックのように、練習ではパッとしないのに本番になると結果を出す助っ人がいます。かつての私の同僚で、前身の日産時代から横浜で活躍していたブラジル人助っ人MFエバートン・ノゲイラがそうでした。彼も練習では、日本選手よりも正直下手。でも試合になると別人になったんです。

 パトリックはG大阪からレンタル移籍。守備を固めるサッカーがはまり、広島は首位にいます。練習から全力を傾けるのが日本人の特徴ではありますが、試合になるとスイッチを入れる助っ人たちの集中力も参考にしたいものです。(元J1横浜監督・水沼貴史)

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