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【神谷光男 スポーツ随想】日大・田中理事長「駅伝」まで支配していた 背景に大学側が抱える事情も… (1/2ページ)

 アメフトの後は、チアリーディング部の女性監督によるパワハラ問題が発覚し、日大の揺れは収まる気配がない。

 アメフトの悪質な反則問題の再発防止策として、日大では理事らが運動部の監督やコーチを兼任することを禁止し、10日にその内容が広報から発表された。

 大塚吉兵衛学長がラグビー部の部長の任務を解かれ、テレビの陸上中継で投擲(とうてき)種目の解説者として知られる理事の小山裕三氏も陸上部監督を解任となった。

 “目玉”は田中英寿理事長。相撲部の総監督を解任になったが、もう一つ陸上部の特別長距離部門の部長も解任となった。特別長距離部門とは早い話、駅伝のことだ。

 田中氏はかつてアマ横綱3回、学生横綱にも輝いたアマ相撲の強豪。大相撲から引く手あまただったが、日大職員の道を選び相撲部コーチを経て、1983年から監督を務め多くの人材を大相撲に送り出した。

 大関になった琴光喜ら体に恵まれていれば比較的指導はしやすい。しかし、田中監督は“技のデパート”といわれた舞の海(解説者)や、27歳でプロ入りした智乃花(玉垣親方)ら小兵の育て方が理論的でうまいと定評があった。監督としての指導力は確かだった。

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