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ドラ1候補の報徳学園・小園に“敵将”脱帽! 愛工大名電・倉野監督「彼には別世界にいてもらう」 甲子園 (1/2ページ)

 今秋ドラフト1位候補の小園海斗内野手(3年)擁する報徳学園(東兵庫)は、16日の3回戦で愛工大名電(西愛知)と対戦する。

 「小園君は別次元の選手なので、そのまま別世界にいてもらいましょう」

 “敵将”愛工大名電の倉野光生監督(59)はこうおどけた。

 報徳学園の前戦、聖光学院(福島)戦(11日)の勝ち方は驚異的だった。1回に1番の小園が二塁打で出塁し、2番・村田の犠打で三塁へ進塁、3番・長尾の遊ゴロで生還。1-1の3回にはやはり小園が二塁打を放ち、村田が送り、長尾の犠飛で勝ち越しのホームイン。2-2の8回にも3たび小園が二塁打で出塁し、村田が送り、長尾の左前勝ち越し打で決着を付けた。報徳の3得点は全て小園の二塁打を起点とし、小園がホームを踏んだものだ。

 倉野監督は「報徳の得点パターンは完璧に確立されている。小園君が出て、2死を使って生還させる。正直に言うと、これは防げないと思う」。 甲子園常連校の聖光学院も屈したドラ1候補のスピードに白旗を掲げるのだ。

 「あのスピードがあるから、進塁を阻もうとして野選や失策で走者を重ねる方が痛い。1度の出塁で1点は仕方がない。逆に言うと、小園君が絡むと得点の確率は高いが、爆発力はない。次の2人目を出さないことの方が大事になる」

 幸い、愛工大名電は昨秋の県大会で中京大中京にコールド負けを喫してから代名詞だったバント戦法を捨て、フルスイングの攻撃野球に転換。今夏も西愛知大会7試合を106安打64得点、チーム打率・373と爆発的な攻撃力で勝ち上がってきた。“バントの名電”の異名はいまや過去のものとなった。

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