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西武・山川の幻弾で“天井ル-ル”改正へ 屋根のどの部分が『外野のフェア地域』?

 西武・山川穂高内野手(26)の規格外のパワーがきっかけで、球場ルールが改正されることになった。

 西武は14日のオリックス戦(メットライフドーム)に7-6でサヨナラ勝ち。初回にいきなり6点リードを奪われたが、山川の32号2ランなどで追撃。山川は延長10回無死一塁で三塁ゴロを放つも、一塁にヘッドスライディングして併殺を防ぎ、続く森のサヨナラ二塁打で、ホームへ再び頭から飛び込んだ。試合前には友寄正人審判長(60)が来場し、西武・鈴木葉留彦球団本部長(67)と会談。山川が5日の日本ハム戦(同)の7回に左飛に倒れたが、実はこの打球が天井に当たっており幻の一発だったのだ。

 メットライフドームのベンチには球場特別ルールが張り出されていて、『打球が外野のフェア地域の天井に当たった場合は、本塁打とする』とある。しかし、屋根のどの部分が『外野のフェア地域』なのかは明確でない。辻監督は「実は俺も(球場特別ルールを)見てなかった」と苦笑い。

 現行ルールでは、アレックス・カブレラが2005年に左翼の屋根に当てる推定飛距離180メートルの認定本塁打を放っているが、その後は昨年中村がファウルエリアの天井に当たったとして「ファウル」と判定されたことがある程度。問題になったことはなく、辻監督がルールを把握していなかったのも無理はない。

 山川は「打球は見ていなかった。(左翼の)近藤があそこまで前に来て捕る打球ではなかったし、もう少し飛んでいるだろうなとは思った」と振り返り、「(天井に)当たるんですね。でも最悪です。あれが本塁打なら1本増えてますから。ショックです」と表情を曇らせた。

 鈴木本部長は「どこからがフェアか、基準を決める。2、3日後に発表する」と明言。17日(日本ハム戦)にも“山川ルール”が適用される。(塚沢健太郎)

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