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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】神戸・イニエスタの“超”高等技術 DF、GKかわしてゴール!

 元スペイン代表MFイニエスタ(34)=神戸=に、エンジンがかかってきました。

 某牛丼チェーンのキャッチコピーではありませんが、「うまくて、はやくて、かしこい」プレーを連発しています。15日の広島戦では2戦連続ゴールを決めました。

 もっとも、圧巻は11日の磐田戦でのJ初ゴールの方で、前半16分のことでした。

 (1)相手DFを180度のターンでかわす(2)GKに向かってドリブルを仕掛ける(3)さらにGKを巧みなタッチでかわしシュート-の手順を流れるようにこなしました。

 このゴールの映像は、YouTubeのJリーグ公式チャンネルで再生回数195万回を突破(16日現在)。多くても数万回が普通だけに、いかに驚異的な一発だったかがよくわかります。

 何がすごいのか。ドリブルしながら相手DFをターンでかわすだけなら、プロの世界ではよく見るプレー。しかしプラスアルファ、GKをかわしてゴールまで決めるとなると…一気に難易度が上がります。ターンをした時点で次の動きをイメージしていないと、できない芸当ですから。

 4日後の2ゴール目は相手DF2人をフェイントで振り切り、自分がシュートを打てるポイントを探して右足を一閃。普通のプロ選手なら、このシュートのあとバランスを失って倒れるんですが、イニエスタは絶対に倒れない。これもすごい。皆さん、今この選手がJリーグにいるのです。ナマでみるチャンスを逃す手はありませんよ。

 ■水沼貴史(みずぬま・たかし) サッカー解説者。1960年5月28日、埼玉県生まれ。FWとして日産の黄金時代を築く。日本代表として32試合に出場、7得点。95年横浜マリノスの前期優勝後に現役引退。2006年には横浜Fマリノスのコーチ、同監督も務めた。

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