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【福島良一 メジャーの旅】高い得点圏打率を誇る大谷、プホルズ押しのけ4番の価値 (1/2ページ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は開幕当初の8番から徐々に打順を上げ、8月に入って初めて3番打者に抜擢された。また、16日(日本時間17日)には、5月27日以来の4番で初打点を記録。“元祖二刀流”ベーブ・ルースの全盛期と同じ打順で感慨深いものがある。

 レッドソックス時代の1918年、投打二刀流だったルースは4番・投手で出場。20年のヤンキース移籍後は打者に専念し、不動の3番打者として活躍した。29年に初めて背番号を採用したときも、当時は打順を表す記号として「3」を付けた。

 以降、大リーグでは3番が最強打者の代名詞になった。最近は統計学的見地から「強打の2番打者」も話題を集めている。それでも、エンゼルスの若き主砲マイク・トラウトがケガから復帰後に再び3番に戻るなど、3番最強説は根強い。

 その決め手は第1打席にある。初回に1、2番が出塁すれば、たちまちビッグイニングのチャンス到来。逆に1、2番が凡退しても、3番のひと振りで得点し場内は大盛り上がり。そういう意味では、初回の第1打席が腕の見せどころだ。

 ルースは通算714本塁打のうち初回に133本塁打をマーク。大谷も最初の4試合中3試合で初回に2本塁打、1二塁打。米メディアがDH制なしの活用法として「先頭打者1打席勝負」の妙案を出したのもうなずける。

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