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阪神・大山「福留の代役」と呼ばないで 金本監督も熱視線

 阪神の2年目、大山悠輔内野手(23)が19日のヤクルト戦(神宮)で、“積極的休養”のために欠場したベテラン・福留に代わり「3番・左翼」で10試合ぶりに先発出場。3回に2点二塁打を放つなど5打数2安打2打点1四球で、5-8の敗戦の中でひと筋の光明となった。

 昨季終盤には4番を務め、今季も開幕スタメンを勝ち取るも、不振で屈辱の2軍落ちを経験。それでもこの日の試合前練習では、大山が打撃ケージに入る時間を見計らい、それまでベンチ裏に下がっていた金本監督がひょっこり姿を見せ、ベンチ内の目立たない位置に座って熱視線を送る一幕があった。

 7月31日以降、福留が欠場した5試合のうち4試合の代役は今季途中加入のナバーロが座り、その間、打率・400と好調だったが、この日は相手先発が左腕・石川ということもあり、右打者の大山が起用された形だが、打率2割を割り込みそうな若虎を起用するには、大きな決断が必要だったことだろう。

 それだけに試合後の大山は「(打席の)すべてが勝負。明日以降も全部が勝負。1日だけじゃダメ」と気を引き締めたが、長打が売りの野手としてドラフト1位で入団しただけに周りの期待値は高い。

 ある首脳陣は「福留の代役? 代役とは思っていないし、それじゃあ困るよ」とピシャリ。

 16日の広島戦では同点の8回、代打の切り札の原口を差し置いて代打を命じられ決勝打を放つなど流れが向いているだけに、「今はいい感じなんだから、少ないチャンスでこれをいつまで維持できるか。そこにかかっている」と続けた。

 “福留の代役”と呼ばせないくらいの活躍が望まれている。(山戸英州)

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