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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「涼」》プロ野球がゲーム業界に参戦 新たなファン層の取り込みを期待 (1/2ページ)

 第100回全国高等学校野球選手権大会高校野球は佳境を迎え、球児が熱戦を繰り広げている。炎天下の試合で熱中症の心配もあるが、涼しい場所でプレーができる“野球”が誕生しそうだ。

 日本野球機構(NPB)は、ゲームソフト会社「コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)」と共同で、プロ野球のeスポーツリーグ「eBASEBALLパワプロ・プロリーグ」を開催。家庭用ゲーム「実況パワフルプロ野球(パワプロ)」内でペナントレースを戦い、日本一球団を決定する企画が始まった。

 同リーグはすでに「オンライン予選」を実施済み。予選を突破した選手(プレーヤー)は「オフライン選考会」で顔を合わせて対戦し、36人に絞り込まれる。9月29日には「ドラフト会議」も実施され、各球団が選手を3人ずつ指名する。

 各球団に所属した選手は、11月10日に開幕予定のペナントレースに臨む。プロ野球と同様、クライマックシリーズにあたるリーグ代表決定戦や日本シリーズも開催し、日本一を決める。選手報酬として、活躍に応じて総額1200万円を予定している。

 ゲーム界への参入は、野球だけにとどまっていない。NPBでは2019年春、任天堂のゲームソフト「スプラトゥーン2」を使用した12球団対抗の「NPB eスポーツシリーズ」の開催を決定。今年7月から全国で開催している「スプラトゥーン甲子園」で、NPBの専門スカウトが各地区大会を訪れて試合を観戦して、チーム選考を行うという。NPBでは「野球を通じて培ってきたスポーツ文化をイースポーツと融合させ、新たな風を吹き込みたい」と意気込んでいる。

 NPBの狙いは、新たなファン層の取り込みにある。対戦型ゲームをスポーツにたとえた競技「e-Sports(イースポーツ)」は年々、市場規模が拡大。競技人口(プレーヤー数)は1億人以上、インターネットなどを通じてのイベント総視聴者が全世界で3億8000万人以上いるといわれている。2020年には総視聴者が6億人まで拡大するとの予測もある。