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塚原夫妻の「支配」浮き彫り… 体操・宮川パワハラ問題“泥沼化”の様相 (1/3ページ)

 暴力を振るったコーチがパワハラではなく、そのコーチを処分した日本体操協会がパワハラである-。

 体操リオデジャネイロ五輪女子代表の宮川紗江(18)が暴力指導を受けていたとされる問題は泥沼化しそうな展開だ。

 宮川は、29日に都内で記者会見し、速見佑人コーチ(34)から暴力を受けたことは認めたが、信頼関係に基づいたものであり、「パワハラではない」と主張。逆にパワハラをしていたのは速見コーチに無期限登録抹消処分を下した日本体操協会の幹部であるとの認識を明らかにした。

 宮川は、小学5年生から指導を受けている速見コーチについて「私は訴えていないし、処分の重さは納得できない」と軽減を求めた。暴力指導は問題視していないと説明している。

 一方、日本協会は山本宜史専務理事が29日夜に会見し「被害者本人が我慢できても、決して許されることはない」と暴力指導に対する協会の立場を説明した。両者の言い分は平行線だ。

 このねじれたパワハラ騒動の背景には、日本協会内で女子体操界の“女ボス”の異名を取る塚原千恵子女子強化本部長(71)への権力集中があるようだ。夫は塚原光男副会長(70)。いわずとしれた五輪3大会で金メダル5個を含むメダル9個を獲得し、鉄棒で「月面宙返り(ムーンサルト)」を編み出したレジェンドである。

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