記事詳細

【西本忠成 トラとら虎】Bクラス低迷の原因は? 金本監督が守備破綻に気づかぬ不幸

 阪神のBクラス低迷の原因は、貧打や若手の伸び悩みだけなのか。球団OBは「もっと深刻なのが守備力の弱さ。上達どころか後退している。点が取れないなら、しっかり守る。そんな基本的なことが欠けるから借金が増える」と指摘する。

 8月30日のヤクルト戦(甲子園)でも3失策。そのうち梅野と北條の失策が失点に絡み敗れた。チームの失策数76はリーグ最多(同31日現在、以下同)。数字だけで守備力ははかれないが、投手の足を引っ張り、無駄な失点の要因であることは間違いない。

 本拠地甲子園で16勝28敗1引き分けと大きく負け越し。日本一と定評のある甲子園を自分たちの庭にできないのも問題だろう。

 先のOBは「広い甲子園なら投を含めた守りの野球が鉄則だが、かけ離れた野球をしている。監督(金本)が打撃の人だから、打つ方にばかり目がいくのかもしれないが、あくまでも打撃は水物でアテにならない。力を入れる部門が間違っている」とチームづくりを批判する。

 金本阪神に成長が見られない一つの証拠に、失策数は一向に減少しない。2016年は97個でリーグ最多。17年は82個でヤクルトの86個に次ぐリーグ5位。今年も目下リーグ最多…。この調子だと久慈内野守備走塁コーチらの責任問題に発展しかねない。

 「猫の目打線でメンバーを固定できないところも、守備破綻の原因になっている。打てなければ代えられるから、打撃ばかりに気が行き守備がおろそかになる。首脳陣が取り組み方を変えない限りチームの成長はない」とも先のOBは断じているが…。(スポーツライター・西本忠成)

関連ニュース