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【西本忠成 トラとら虎】好調、阪神・大山がCS進出のキーマンになる!?

 阪神の大山悠輔内野手(24)がクライマックスシリーズ(CS)進出に向け、貴重な存在になってきた。球団幹部は「これまで期待を大きく裏切ってきたからね。本人も借りを返すつもりで打席に立っている」と好調ぶりに目を細める。

 不振の鳥谷に代わりスタメン(7番三塁)に復帰したのは今月1日の横浜DeNA戦。3安打の猛打賞で波に乗ると、6日の広島戦まで5試合連続安打。計20打数9安打5打点、打率・450と絶好調。5日の広島戦では初回に九里から先制3号3ランを放ち、勝利に貢献した。

 球団OBは「ボールを当てにいく悪癖が消え、いまは打つポイントが定まっている。結果を気にせず、自分のタイミングで打つことを重視する姿勢がいい。いまのフォームが固まれば、スタメンから外されることはない」と期待する。

 本来、2年目の今季は打線の中軸を務めるはずだった。開幕戦では6番三塁。しかし不振が続き、6月には2軍落ち。昇格後にも一時、外野に回される屈辱を味わった。前半戦は・204の低打率。本塁打もわずか2本。チームにすれば大誤算の一つだ。

 金本監督は「このところベテランと若手がうまく融合しているが、大山ら若手にはまだ安心できないところがある。固定したいのはやまやまだが、課題になるのは各打席での対応力」と見る。

 チームは残り28試合にAクラス入りとCS進出をかける。8日から甲子園で巨人との3位争い。大山が好調を持続すれば打線にタテのつながりができ、得点力は増す。(スポーツライター・西本忠成)

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