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【プロキャディーXのつぶやき】かつてのプロキャディー…時にはパシリ、時には召使いの時代があった (1/2ページ)

 今回はプロキャディーの舞台裏を話させていただきたい。

 かつてのプロキャディーといえば、プロの弟子だったり研修生だったりした。その流れもあってか、コース内でのキャディーの仕事以外にもホテルの出迎えをしたり、食事の手配をしたりと自分の時間はなかった。時にはパシリ、時には召使いの時代であり、そこには確固たる上下関係があった。

 大先輩のプロキャディーに、まだ若造だった当時のエピソードを聞いた。

 車に選手を乗せて、コースへ向かう道すがら、朝飯を食べるために牛丼屋へ立ち寄った際のこと。車を出しやすいようにバックで止められる入り口に少し離れた位置に駐車した。雨が降っていたことで、同乗していたプロは店の入り口に少しでも近い位置に止めてもらいたかったのだろう。

 「どうして玄関脇の空いている所に止めないんだ!」とキャディーを問いただした。「車を出すときの手間暇を省けますから」の返答に「遠回りした分のガソリン代は誰が払うんだ!」と声を上げたという。

 それでスイッチが入った。大先輩プロキャディーのこれまでの鬱積が一気に爆発。「俺が払ってやるよ! 今すぐ、俺の車から降りてくれ」と怒鳴りつけ、窓から千円札数枚を投げつけた。「ガソリン代と、コースまでのタクシー代だ」。そう言ってその駐車場から走り去ったそうだ。

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