記事詳細

【福島良一 メジャーの旅】45年前、プレーオフで起きた大乱闘の結末 (1/2ページ)

 ナ・リーグ優勝決定シリーズで、ドジャースは3勝2敗とワールドシリーズ進出に王手をかけて第6戦(19日=日本時間20日、ミルウォーキー)に臨んだ。

 第4戦では、マニー・マチャドが一塁へ駆け込んだ際に相手一塁手の足を蹴り、乱闘寸前の騒ぎになったが、過去には大乱闘事件もあった。

 1973年のナ・リーグ優勝決定シリーズ。ニューヨークで行われたメッツ-レッズの第3戦。主役は「チャーリーハッスル」の異名を持ち、のちにメジャー通算安打記録を更新したレッズのピート・ローズだった。

 レッズは4回を終え2-9と大量リードされていたが、5回に一塁走者のローズは併殺プレーを潰そうと二塁へ激しいスライディング。これに怒ったバド・ハレルソン遊撃手とつかみ合いに。あっという間に両軍ベンチは空っぽになり、メッツの選手たちがローズの背中を殴り付けて大乱闘となった。だが、不思議なことに2人とも退場にはならなかった。

 その裏、ローズがレフトの守備に付くと、観客席から瓶やらゴミやら、ありとあらゆるものが投げ付けられた。そしてウイスキーの瓶がローズの頭をかすめたとき、スパーキー・アンダーソン監督は選手全員をベンチに引き上げさせた。

 ナ・リーグ会長の指示により、メッツのヨギ・ベラ監督をはじめ、ウイリー・メイズ、トム・シーバーといった大物選手までもがレフトへ足を運び、観客に物を投げないよう懇願した。それでようやく事態が収拾し、試合再開にこぎ付けた。

関連ニュース