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【サッカー日本代表 リオ五輪世代の逆襲】MF・南野拓実 3戦4ゴールも「まだ代表で何も成し遂げていない」 森保Jの主役になる覚悟と決意 (1/2ページ)

 歴代のサッカー日本代表には、法則が存在する。世代が該当する五輪から6年後に開催されるW杯で、若手から中堅に成長した選手たちが主軸を担うというもの。今夏のW杯ロシア大会で躍動したDF酒井宏樹(28)、MF山口蛍(28)らは2012年ロンドン五輪に出場し、MF柴崎岳(26)、FW大迫勇也(28)らも同世代。そして、4年後のW杯カタール大会へ向けて船出した森保ジャパンでは、ゴールを量産中のMF南野拓実(23)=ザルツブルク=を筆頭に、ロシアで主役になれなかった16年リオ五輪世代が力強い鼓動を奏で始めている。(スポーツジャーナリスト・藤江直人)

 まるで呪文のように、南野は同じニュアンスの言葉を口にする。

 森保ジャパンでただ1人、全試合に先発。3試合連続で計4ゴールをあげても、「僕はまだ代表で何も成し遂げていない。目に見える結果を残したい」と端正なマスクを引き締めるのだ。

 3年近くに及ぶ空白期間が、23歳の若武者を貪欲にさせる。

 15年10月と11月にハリルジャパンに抜擢されたが、プレーしたのは2戦合計でわずか6分間。その後、A代表ではチャンスすら訪れなかった。リオ五輪では1ゴールを決めるもグループリーグ敗退。ロシアW杯は傍観するしかなかった。

 「代表は常に意識してきたし、空いた期間は悔しい思いもした。ただ、僕は新顔だし、目の前の試合で思い切りプレーしていくしかない。何の実績もないからこそ、危機感を覚えることもない」

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