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【西本忠成 トラとら虎】難題を引き継いだ矢野阪神、ロサリオは残留か解雇か…

 阪神がウィリン・ロサリオ内野手(29)の処遇に頭を痛めている。Vの使者として期待された今季、75試合出場にとどまり打率・242、8本塁打、40打点で4番失格。普通なら解雇だが、裏に何があるのか。

 球団OBは「物色中の新助っ人と天びんにかけている。大物を獲得できなければ、ロサリオの2年目に期待する魂胆だろう。球団の外国人補強に対する自信のなさが透けてみえる」と指摘する。

 実際、金本前監督は任期中ずっと助っ人の不発に泣かされた。2016年ヘイグ内野手、17年キャンベル内野手、そして18年ロサリオ。ここ2シーズンは途中でロジャース内野手、ナバーロ内野手をそれぞれ緊急補強したが、たいした戦力にはならなかった。

 ロサリオ自身は大幅減俸も覚悟で残留を望むが、来季飛躍する保証はなく、当分身柄は球団預かりになるとみられる。

 「技術的には外角のスライダー攻めの克服が鍵になるが、それ以上に精神面の弱さが気になる。失敗を引きずるタイプで落ち込みが激しく、不振に陥ると立ち直りに時間がかかる。これでは残留させるにも勇気がいる」とも先のOBは見る。

 前政権から難題を引き継いだ格好の矢野阪神。新助っ人を獲得したうえ、さらに保険でロサリオを残す可能性も多分にある。(スポーツライター・西本忠成)

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