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【福島良一 メジャーの旅】諸事情により…真の“スーパースター軍団”はもう来ない (1/2ページ)

 4年ぶりの日米野球でMLBオールスターチームが来日しているが、「オールスター」とは名ばかりで、メジャーを代表するようなスーパースターはほとんどいない。それに比べると、昔は超豪華なメンバーだった。

 初めて日米野球を見たのは、1968年カージナルスが来日したとき。まだ白黒テレビの時代に真っ赤なカラーを基調としたユニホーム、ボブ・ギブソンの豪快な投球動作などに目を奪われた。まるで別世界の野球を見ているようだった。

 71年にはワールドシリーズを戦い終えたばかりのオリオールズが来日。しかもエースのジム・パーマー、史上最高の三塁手といわれるブルックス・ロビンソン、初の両リーグMVPに輝いたフランク・ロビンソンらフルメンバーで、そうそうたる顔ぶれだった。

 史上最強軍団ともいわれただけに、V9時代の巨人をまるで子供扱い。20勝カルテットの1人、パット・ドブソンがノーヒットノーラン。控え野手が登板する余裕も見せ、あれほど強烈な印象に残ったものはない。

 それ以来、大リーグの魅力に取りつかれ、74年にメッツが来日したときは大黒柱のトム・シーバー、78年にレッズが来たときは史上最高の捕手といわれるジョニー・ベンチ、安打王ピート・ローズといった、超一流のプレーに魅了された。

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