【田代学 ダッグアウトの裏側】エンゼルスの作戦勝ち!? 大谷「新人王」受賞に球団の理解 (1/2ページ) 田代学 ダッグアウトの裏側
エンゼルスの作戦勝ちともいえる。大谷翔平投手がア・リーグ新人王を受賞できたのは、球団の理解が大きかった。
「1年間熱い応援をしてくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。今年以上に来年、エンゼルスが勝てるように個人的にもチームとしても、もっともっと頑張りたいなと思っています」。大谷は早くも来季に向けて決意を新たにしている。
今季のエ軍は8月を終えて、西地区首位のアストロズに16ゲーム差の地区4位。大谷は9月4日(日本時間5日)、右肘靱帯(じんたい)に新たな損傷が見つかったと発表された。
トミー・ジョン(肘の側副靱帯再建)手術を受けたら復帰まで約1年6カ月。球団幹部の立場なら一刻も早く手術を受けさせたいところだ。すぐにメスを入れていれば来季中の投手復帰も可能だったが、9月も打者として出場させた。
大谷にとって打者に専念して出場できたのは大きかった。9月の月間成績は24試合に出場して打率・310、7本塁打、18打点、4盗塁。4月以来2度目の月間新人王を受賞した。