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【西本忠成 トラとら虎】浮沈の鍵は190センチ大型右腕、来季4年目の望月 矢野監督「将来的にはエースか抑えの素材」

 阪神の安芸秋季キャンプで来季4年目を迎える大型右腕、望月惇志投手(21)が評価を上げている。矢野燿大監督が「将来的にはエースか抑えの素材」と目を細めれば、金村暁投手コーチは「来季先発要員の有力候補」と示唆するほどだ。

 8日のシート打撃に登板し、8人の打者を相手に無安打。13日の紅白戦では3回無失点の好投を見せた。

 球団OBは「今季の後半1軍に上がり、中継ぎで37試合に登板した経験が生きている。魅力は190センチの長身から投げ下ろす最速155キロのストレート。変化球の精度を上げれば、先発ローテ入りの可能性は十分ある」とみる。

 横浜創学館高時代は甲子園に縁がなく、2015年ドラフト4位で入団。1年目の10月、巨人戦(甲子園)に救援して1軍デビューを果たした。ところが2年目は腰痛や右肘痛に悩まされ2軍暮らし。故障が完治した今季の後半から1軍に定着した。

 首脳陣が大きな期待を寄せる裏には、先発ローテへの不安がある。今季2ケタ勝利を挙げたのは11勝のメッセンジャーだけで、駒不足が最下位転落の一因だった。先のOBは「仮に西(オリックスからFA)を獲得できたとしても、まだ足りない。若手をどこまで伸ばせるかが浮上のカギ」と指摘。望月が藤浪、小野、才木らを一気に抜きにかかる。(スポーツライター・西本忠成)

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