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【田代学 ダッグアウトの裏側】勝利数より防御率!? “10勝男”が「サイ・ヤング賞」に輝く時代 (1/2ページ)

 投手で最も評価される数字は何か。14日(日本時間15日)に発表されたナ・リーグのサイ・ヤング(最優秀投手)賞で、防御率であることが改めて示された。

 「5日ごとに登板して、勝利のチャンスをつくる自分の役割は果たせた」と会見で初受賞の喜びを語ったのは、メッツの30歳右腕、デグロム。1位票を30票中29票集めて、次点のシャーザー(ナショナルズ)に圧勝した。

 ひと昔前なら、これほどの大差はつかなかっただろう。今季のデグロムは10勝9敗、防御率1・70で、269奪三振、217投球回数。一方、3年連続4度目の受賞を逃したシャーザーは防御率2・53ながら、18勝(7敗)と300奪三振、220回2/3投球回数でリーグ「3冠」になっていたからだ。

 先発では同賞史上最少の10勝だったとはいえ、デグロムの投球内容は確かに素晴らしかった。150キロ台中盤の速球とスライダーの制球力が抜群。クオリティースタート(先発して6回以上投げて自責点3以下)を24試合連続でマークした(史上最長記録を継続中)が、1試合平均3・5点の援護しか受けられず、勝ち星は伸びなかった。

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