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【福島良一 メジャーの旅】米国の田舎町で見た17歳のベルトレ 球界一の三塁手がついに引退 (1/2ページ)

 このオフ、大リーグでも現役引退する選手が相次いでいる。20日にはレンジャーズで強打の三塁手として鳴らしたエイドリアン・ベルトレ(39)が引退を発表。長年見続けてきた選手だけに特別な思いがある。

 1996年、米南部ノースカロライナ州アッシュビルでマイナー1Aのオールスターゲームを観戦した。まだプロ入り間もない金の卵たちが集まる中でひときわ目を引いたのが、ドジャースNo.1の若手有望株で当時17歳のベルトレだった。

 78年ドミニカ共和国生まれ。94年に16歳でプロ入りしたが、あとになって79年生まれと判明し、契約解禁年齢前の15歳で契約していたことが発覚した。大リーグ機構から球団に処分が下されたが、それでも獲りたいほどの逸材だった。

 右のパワーヒッターでヒットも打ち、三塁の守備もうまいオールラウンドプレーヤー。マイナーの球宴で見たときは身長180センチで細身だったが、バネが強そうな体と鋭い目つきが印象的だった。遠目に見ても独特のオーラを漂わせていた。

 98年に弱冠19歳でメジャーデビュー。本人が「準備不足だった」というように攻守とも苦しんだが、翌年からサードの定位置を獲得した。2004年に48本塁打を放ち初タイトル。球界一の三塁手へ飛躍した。

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