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【福島良一 メジャーの旅】記憶に残る“伝説のスター” ベインズの感慨深い殿堂入り (1/2ページ)

 元大リーグ通算セーブ王のリー・スミス、元ホワイトソックスの強打者ハロルド・ベインズ両氏が、選考委員の投票により米野球殿堂入り。特に現地でパンチョさんと一緒に見たベインズは心に残る名選手だった。

 1971年、米東部メリーランド州に住んでいた元ホワイトソックスなどの名物オーナー、ビル・ベック氏がリトルリーグの試合を観戦。当時まだ12歳ながら鋭い打球を飛ばす黒人選手を見つけた。それが天才野球少年ベインズだった。

 76年にベック氏がホ軍のオーナーに復帰すると、77年のドラフトでベインズを全体1位指名。当時高校球界No.1投手で最大の目玉といわれたビル・ガリクソン(元巨人)でなく、無名のベインズを指名したことで周りをアッと驚かせた。

 しかしベック氏の眼力は確かだった。80年に早くも大リーグに昇格し、不動の3番打者として活躍。85年から3年連続オールスター出場など球界を代表する選手に成長。また、物静かな性格で黙々とプレーし「静かなる英雄」と呼ばれた。

 さらに全米に名を広めたのが84年5月8日、本拠地でのブルワーズ戦。翌日の午前1時過ぎに延長17回を終えてサスペンデッドゲームが宣告され、一夜明けてゲーム再開。延長25回にサヨナラ本塁打を放ち、史上最長8時間6分の死闘にピリオドを打った。

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