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ボクシング連盟、山根前会長を除名へ 「名誉傷つける行為」

 日本ボクシング連盟が、助成金の不正流用などの責任を取って8月に辞任した山根明前会長(79)を除名処分にする方針を固めたことが14日にわかった。連盟の定款で最も重い除名処分を受けると都道府県連盟を含め一切の役職に就けなくなる。

 除名決議の場合には、当事者に弁明の機会が与えられる。15日の理事会、16日の総会で方針が認められれば、山根氏に通知。来年2月の総会で正式に決議される。

 山根氏はさまざまな疑惑が噴出した上、過去の反社会勢力との交際を認めるなどして8月に辞任した。9月には、数々の疑惑を告発した「日本ボクシングを再興する会」発起人で宮崎県連会長の内田貞信氏(45)が新会長に就任し、第三者委員会の報告書などを基に処分を検討。山根氏が定款にある「日本連盟の名誉を傷つける行為」に該当すると判断した。

 現在ボクシング界は、国際ボクシング協会(AIBA)の会長に、麻薬の売買に関与する国際犯罪組織の一員とされ、山根氏とも親密なガフール・ラヒモフ氏(67)が新会長に選出されたことから、東京五輪の実施競技から除外される可能性が高まっている。結論は来年6月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で出るが、日本連盟としても組織の健全化をアピールする必要があるといえる。

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