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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】レアル・FWベイル ハットトリックの口火切ったワンツーパス

 サッカークラブW杯準決勝(日本時間20日未明)で、J1鹿島はレアル・マドリードに1-3の完敗。レアルはミスも多かったけれど、圧巻はFWベイル(29)のハットトリックでした。

 3ゴールの中でも前半44分、DFマルセロ(30)とのワンツーパスからの先制点は見事。パス・アンド・ゴーはサッカーの基本です。ブラジル人選手が得意にしています。

 ベイルはウェールズ代表ですが、マルセロは現役バリバリのブラジル代表ですからお手の物。すごくシンプルな攻め方ともいえますので、対処できなかった鹿島は悔いが残ったと思います。

 ワンツーがハマるかどうかは、狭いエリアでも正確なパスの受け渡しができるかどうかにかかっています。パスを出したら、リターンを受けられるスペースに走り込まなければうまくいきません。もちろん、壁役の選手のパスが正確でないとすべてがオジャンです。

 鹿島にも技術は十分ありますから、22日の3位決定戦(リバープレート戦)では、逆にこれを使って攻めてほしいです。大舞台ではシンプルな攻めこそ効くのです。 (元J1横浜監督)

 ■水沼貴史(みずぬま・たかし) サッカー解説者。1960年5月28日、埼玉県生まれ。FWとして日産の黄金時代を築く。日本代表として32試合に出場、7得点。95年横浜マリノスの前期優勝後に現役引退。2006年には横浜Fマリノスのコーチ、同監督も務めた。

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