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【江尻良文の快説・怪説】広島・緒方監督、“名将”古葉超え期待も…難問山積 タナキクマル完全消滅危機

 クリスマスの25日に、50歳の誕生日を迎えた広島・緒方孝市監督。球団史上初のリーグ3連覇を達成した今季、34年ぶりの日本一奪回には失敗。来季以降の目標として持ち越しになったが、早くも難題山積だ。

 今オフ丸が巨人へFA移籍したのに続き、菊池涼がポスティングシステムによる来オフメジャー移籍を志願。恐れていた最悪のケースが現実味を帯びてきた。

 球団関係者、OBは以前から「“タナキクマル”トリオは同世代で連帯意識が強い。丸がFAで流出すれば、来年は菊池、再来年は田中が国内FA権を取得し広島を去る可能性が高い。打線の中心であると同時に、守りの生命線でもあるセンターライントリオが消滅する」と危惧していた。

 まさに非常事態到来の危機だ。働き盛りの緒方監督は、就任1年目の2015年こそ4位に終わったが、2年目からリーグ3連覇。在任11年間でリーグ優勝4回、日本一3回を誇った球団史上最高の名将、古葉竹識氏超えが期待される。

 それだけに、日本一奪回への思いは強いが、早々と危険信号が点滅してしまった。こうなると、球団側のアシストが必要になってくる。過去にエース前田健太のポスティングを認めている以上、菊池涼に対して頭から拒否はできないだろうが、たとえばノルマを設定し、それをクリアしたら認めるというような、ファンを含め誰もが納得できる明快なハードル作りが求められる。

 ソフトバンク、巨人のように球団がポスティングを一切認めない方針を打ち出しているところはいいが、DeNA・筒香などもポスティング希望を伝えているだけに、他球団も他人事ではない。負の連鎖は断ち切らなくてはならない。(江尻良文)

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