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【江尻良文の快説・怪説】「プロ野球総選挙」王さん、ミスターしのぎトップ!

 今月24日にテレビ朝日系で放送された「プロ野球総選挙~レジェンド編~」の視聴率が9.8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。同時間帯にフジテレビ系が中継し15.4%(同)をマークしたフィギュアスケート全日本選手権の男子フリーがあっただけに、大健闘だ。

 国民1万人の投票で決定したランキング上位30人をカウントダウン方式で発表。1位に王貞治、2位には長嶋茂雄が名を連ねた。

 以下(3)松井秀喜(4)沢村栄治(5)野茂英雄(6)金田正一(7)野村克也(8)落合博満(9)川上哲治(10)衣笠祥雄。バラエティーに富んだベストテンだが、ONの牙城は揺るがなかった。

 「日本のプロ野球はONのおかげで国民的なスポーツになった。われわれ年寄りのOBもONには頭が上がらず、感謝感激している」

 こう語っていたのは、猛牛のニックネームで知られ、巨人の栄光の背番号3を長嶋氏に譲った故・千葉茂氏だった。

 「記憶の長嶋」「記録の王」といわれた現役時代。メジャー記録を超える通算868本塁打を放った王氏は、「“記憶と記録”といわれるが、プロ野球の世界は記録がすべてでしょう」と言い放ったことがある。

 巨人の9年連続日本一の原動力になったONだが、チーム内では長男・長嶋、二男・王の扱い。王氏は内心不満もあったのだろう。それだけに、今回の堂々1位は正直うれしいはずだ。

 いずれにせよ、ファンにとってONコンビは切っても切り離せない。今年は2人とも健康問題を抱えたが、昭和、平成、さらに来年からの新元号時代でも、永久に不滅であってほしいものだ。(江尻良文)

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