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「フットボールになってへんやろ」関学大からライスボウル不要論 悪質タックルより“危険” (1/2ページ)

 「この試合をテレビを通してみた人は面白いと思えるんかな? 次元が違いすぎてフットボールになってへんやろ」

 アメフト大学王者の関学大と社会人王者の富士通が3日、日本選手権『ライスボウル』(東京ドーム)で対戦。関学大は17-52の完敗に終わった。学生代表は2010年以降10連敗。鳥内秀晃監督(60)はあまりに実力差があるマッチメークに疑問を呈した。

 この日、関学大で6人が負傷退場。昨年、日大選手による悪質タックルを受けたQB奥野耕世(2年)は2度担架で運ばれた。

 奥野は「レベルの差は想像以上でした。始まれば考えませんでしたが、試合前は恐怖感もありました」と率直に認めた。

 1980年代後半から90年代に掛けて大学代表が圧倒した時期もあったが、社会人がレベルの高い外国人選手を補強するようになったここ10年は実力差が開くばかり。富士通のRBニクソン・トラショーン(26)は186センチ、106キロの体格ながら驚異的な運動量とスピードで関学大の守備陣を蹴散らした。

 「あの体格であのスピード。社会人でも止められないのに、大学生、それも去年まで高校生だった選手がでることもある。本当にケガのリスクが大きすぎる」と鳥内監督。小野宏ディレクターは「何よりも現場から出ていたのが安全性に対する疑義。大学生対社会人というマッチアップは社会的使命を終えている。日本協会の国吉(誠)会長にはお話ししましたが、今後は連盟を通じて提起していきたい」と正式に行動を起こしていく考えだ。

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