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【水沼貴史 オヤジのためのサッカー塾】仏移籍決断の昌子源、言葉覚えて指示出せるビッグなCBになれ!

 2019年の1回目は、J1鹿島からフランス1部リーグのトゥールーズへ完全移籍が決まったDF昌子源(26)をチェックしましょう。

 サッカーというのは実は頭を使うスポーツです。私はそう確信しています。だからこそ奥が深い。特に、昌子の定位置であるセンターバックは、ラインコントロール、ゴール前のポジショニングなど非常に神経を使います。もちろん体を張って相手と対峙することは大前提です。

 昌子は味方とのコンビネーション、GKとの意思の疎通をしっかり図ることができる賢いDFです。昨年のW杯ロシア大会の決勝トーナメント・ベルギー戦で、スタメン入りした“国内組”は昌子1人でした。この試合で日本代表は延長突入直前の後半ロスタイムに、カウンターから決勝点を奪われ涙をのみました。「個」の力をみせつけられたわけで、だからこそ、シーズン途中の欧州リーグにあえて身を投じた昌子の心意気にエールを送りたいです。

 いま欧州で随一の技術、パワーを誇るナンバーワンリーグといえば、イングランドのプレミアリーグですが、こと日本人のDFにとっては、2016年に移籍したDF酒井宏樹(28)=マルセイユ=がこの3年で格段にレベルアップしたように、フランスが合っている気がします。体の強さと駆け引きが要求されるリーグです。

 昌子にもぜひ一回り大きくなってほしい。それにはまずしっかりフランス語を覚えないと。頭と体を使ってプレーし、さらに「言葉」できちんと指示を出すのがセンターバックの仕事。それがこなせれば、もうどのリーグに行っても通用しますからね。(元J1横浜監督・水沼貴史)

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