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【江尻良文の快説・怪説】NPB新人研修会が「岩瀬仁紀講師」のワケ

 NPB(日本野球機構)の「2019年新人研修会」が11日に都内のホテルで開催され、『先輩プロ野球選手からプロ野球の後輩へ』という演題の講師は、昨季限りで現役引退した前中日の岩瀬仁紀氏(44)が務める。

 本来の最適任者は、同じく昨季限りで引退した前広島・新井貴浩氏(41)だろう。リーグ3連覇を達成した広島のチームリーダー。FAで広島から阪神へ移籍し、その後広島へ出戻りした貴重な経験もある。阪神時代には労組・日本プロ野球選手会の会長を務め、2011年の東日本大震災に際しては、開幕延期問題で手腕を発揮した。

 一方、1002試合登板、407セーブという日本新記録を達成した岩瀬氏は口べた。かつての「記憶の長嶋VS記録の王」の伝でいけば、「記憶の新井VS記録の岩瀬」といえる。

 結果的に、NPBは「記録」を選んだ。セ・リーグ功労賞は新井と岩瀬が共に受賞したが、コミッショナー特別表彰は2つの日本記録を樹立した岩瀬のみ。結果が全てのプロ野球界だ。ルーキーたちは岩瀬講師の体験談に耳を傾け、実際にどう生かしていくのか。 (江尻良文)

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