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キャスターもコーチも「向いていない」…吉田沙保里さん「お笑い転向宣言」の裏事情 日テレとも太いパイプ (3/3ページ)

 レスリングを始めたのは3歳から。幸代さんによると「3歳から家族の思いを背負って強制的にやらされていた」。それから33年。昨年6月に「引退してみたら?」と声をかけたのも幸代さんだった。そろそろ娘もレスリングから解放され、自分の興味のままに生きてみてもいい頃合いと考えたのだろう。

 その娘が“霊長類最強女子”の異名を取っていたことについては、「どなたがつけたのか? 霊長類最強イコールゴリラみたい。一応女性だし、親としては『えっー』という感じだった」と複雑な胸中を明かす。それでも、お笑いタレント志向については「わたしたちは応援するだけ」だ。

 国民栄誉賞は昨年8月に受賞したフィギュアスケートの羽生結弦(24)まで27人(チームとしてのなでしこジャパンを含む)。アスリートでの初受賞者は本塁打世界新記録を達成した王貞治(当時37歳)=現プロ野球ソフトバンク会長=以降11人。女性アスリートとしては元なでしこの丸山桂里奈(35)がタレントとして活動している。

 約45分の会見中、涙を流すことはもちろん、目頭が熱くなることもなかったという吉田さん。その理由は「笑顔でいることが好きなんです」。今後、テレビの画面上でお笑いタレントとしての適性を実証できるか。これまで吉田さんが歩んできた、あまりに過酷な道に比べれば、これからは随分平坦に見えてしまうほどだ。

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