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むなしい争い… ハリル氏VS田嶋会長ついに法廷へ

 サッカー日本代表の元監督、バヒド・ハリルホジッチ氏(66)=現フランスリーグ・ナント監督=と、日本協会の田嶋幸三会長(60)がいよいよ法廷で直接争うことになりそうだ。

 ハリル氏がW杯ロシア大会直前の昨年4月に解任されたことで名誉を傷つけられたとして日本協会を訴えている裁判は18日、東京地裁で弁論準備手続きが行われた。昨年11月に地裁が和解を提案していたが、双方が受け入れず完全決裂した。

 ハリル氏の代理人を務める金塚綾乃弁護士は「われわれは日本協会というよりも、田嶋会長に誠意ある回答を求めている」という。

 もっとも、日本代表監督を解任されてからのハリル氏は、意外に順風満帆。昨年10月に降格圏内だったナントの監督に就任すると、2戦目から4連勝。19位だった順位を最高10位まで上げた。

 本人はすこぶるご機嫌で、チームに規律を取り入れ「“日本化”を導入したことで勝ち癖がついた」とご満悦だとか。

 一方、サッカー日本代表もハリル氏を解任してから、W杯ベスト16、バトンを受け継いだ森保ジャパンも8戦負けなしと右肩上がりの状況が続いている。

 いまさら感満載の“ハリルの怒り”だが、フランス国内では一部に「これまで日本のために尽くしてきたのに、日本人に裏切られクビにされたのは、日産のゴーン元会長と同じ」という同情論もあるそうで、ハリル氏の方から矛を収める気はさらさらないという。むなしい法廷闘争が続く。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

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