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女子プロボクサー&ラーメン店の看板娘! 異色の“二刀流”花形冴美を直撃「今年は“覚醒”したい」 (1/2ページ)

 女子プロボクシングIBF世界アトム級チャンピオンの花形冴美(34)は昨年9月、プロ入り10年目、5度目の挑戦で初めて世界王座を獲得した。一方、彼女が看板娘を務めるラーメン店「超純水採麺 天国屋」(東京都町田市)も、「ラーメンWalker」で武蔵野・多摩地区の総合1位に輝いた名店。“二刀流”で頂点を極めた女子ボクサーに聞いた。(久保武司)

 「男友達と歩いていると“客引き”に声をかけられちゃうんですよ。男じゃないって! 中身はめちゃくちゃ乙女なのに。エヘヘ」

 自虐ネタを飛ばしながら、屈託のない笑顔を浮かべる。

 転居を繰り返した幼少の頃から、男勝りでスポーツ好き。最初に興味を持ったのは、中東バーレーンに住んでいたときに出合ったサッカーだった。中学時代には、千葉・ジェフユナイテッド市原のレディースに在籍したほど。

 国内トップクラスの偏差値を誇る東京学芸大学教育学部付属高校ではハンドボールに打ち込み、理学療法士を目指し北里大学に進学後には、ボクシングに魅せられた。「かっこいいなあ、格闘技。そんなイメージでした」

 日本ボクシングコミッション(JBC)が女子ボクサーをプロとして認可すると聞くと、いても立ってもいられず、「今しかない」とボクシング専念を決意した。なんと卒業半年前に大学を中退した。

 「卒業してからでもいいんじゃないのか、と親の言うことは正論だと思いましたが、強引に辞めたんです」

 23歳のデビュー戦は一生忘れられない。「いきなりのダウンでした」。1発目のパンチで眼窩底骨折の重傷を負いKO負け。「それからです。パンチが怖くなったのは」。試合を積み重ね世界にも4度挑戦したが、すべて失敗した(2敗2分)。

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