記事詳細

【福島良一 メジャーの旅】“歴史作った”偉大な男 F・ロビンソン逝く (2/2ページ)

 66年にはオ軍で打率・316、49本塁打、122打点と鬱憤を晴らし、ア・リーグ3冠王を獲得。ワールドシリーズではドジャースにストレート勝ちし、初の世界一。彼にとって最高のシーズンとなり、史上初の両リーグMVPに輝いた。

 71年には日米野球でオ軍の4番打者として来日。ブーグ・パウエル、ブルックス・ロビンソンと黄金のクリーンアップトリオを組み、当時日本シリーズ9連覇の絶頂期にあった巨人をまるで子供扱い。その圧倒的強さに誰もが驚かされた。

 72年にJ・ロビンソンがこの世を去り、74年にニグロリーグ出身のアーロンが新記録の通算715号本塁打を達成。翌75年にF・ロビンソンがインディアンスで選手兼任として初の黒人監督に就任。黒人選手の力が正当に評価され始めた。

 現役時代は歴代10位の通算586本塁打を放ち、監督歴16年で通算1065勝をマーク。さらにオ軍のGM補佐やMLB(米大リーグ機構)副会長の要職に就くなど、歴史を作った偉大な人物が逝った。(大リーグ評論家・福島良一)

関連ニュース