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【2019年Jリーグ それぞれの開幕】昨季は残留争いで粉骨砕身… “神の子”フェルナンド・トーレスの謙虚な人柄にじみ出る「抱負」 (1/2ページ)

★(2)鳥栖FWトーレス(34)

 アトレティコ・マドリードを皮切りにリバプール、チェルシー、ACミランのビッグクラブでエースストライカーを拝命。スペイン代表としてもW杯と欧州選手権を制したフェルナンド・トーレスが、J1のサガン鳥栖へ電撃移籍して約7カ月。注目された昨季はわずか3ゴールにとどまった。世界中のサッカーファンから「神の子」として敬愛される34歳は、いま何を思うのか。

 華麗さより泥臭さ。エゴイズムより自己犠牲。鳴り物入りで来日した昨季。世界を知るストライカーのトーレスが見せたのは、残留争いを強いられ続けた鳥栖のために粉骨砕身する姿だった。

 終盤戦ではゲームキャプテンを託され、労をいとわず走り続けた。シュート数がゼロに終わった試合後には、「できれば最終ラインの背後にパスがほしい」と本音をこぼしながら、すぐに「絶対によくなると信じている」と努めて前を向いた。

 出場17試合で3ゴールという結果には、自他ともに満足していない。それでも鳥栖を残留させ、初めて迎えるシーズン開幕へ向けた抱負に、謙虚な人柄がにじみ出る。

 「個人的なことよりもチームとして考えることが重要。組織をうまく機能させ、結果を出すことで団結していきたい」

 欧州から見て極東に位置する日本で、その中でも地方の鳥栖市でプレーする挑戦を快く受け入れた。唯一の懸念材料は、交渉時点で鳥栖がJ2降格圏にあえぐ状況だったが、今ではこう語る。

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