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相手驚喜の神戸“VIPトリオ”もピッチでは機能せず… 敵地は史上最多動員

 明治安田生命J1リーグのオープニングゲーム(22日=ヤンマー)で、C大阪が1-0で神戸に完封勝ち。神戸は今季、元スペイン代表FWダビド・ビジャ(Villa)、同MFイニエスタ(Iniesta)、元ドイツ代表MFポドルスキ(Podolski)の“VIPトリオ”を年俸合計41億円でそろえたが、お披露目の試合で60%以上のボール支配率を生かせず敗れた。

 イニエスタは「チームとしてはチャンスを作れたし、試合としては終始互角だった」と前向きだが、実際には“もどかしい”という言葉がぴったりの展開だった。

 3人全員がW杯優勝経験者。スペイン出身の神戸・リージョ監督(53)は母国の英雄イニエスタを最前線の中央に配置し、ビジャとポドルスキを左右に配する超攻撃的布陣。「ビジャとポドルスキで相手のDFを引きつけ、アンドレス(イニエスタ)をCBから遠くでプレーさせるため」と説明。

 しかし、これまたスペイン出身で今季からC大阪の指揮を執るロティーナ監督(61)は3-6-1の布陣でVIPトリオを泥臭くシャットアウト。神戸に疲労の色がみえた後半32分、右CKをDF山下が頭でゴールにたたき込み決勝点をもぎ取った。

 C大阪はホーム開幕戦初の満員御礼を、クラブ史上最多の観客4万2221人で飾った。そもそも4万人以上の動員が13年ぶり。対戦相手が大枚をはたいて集めたスターのおかげであることは間違いない。1試合で1億円近い入場料収入をゲットした元日本代表MFの森島寛晃社長は、「選手に気持ちが伝わった最高の勝利」と笑いが止まらなかった。