記事詳細

【2019年Jリーグ それぞれの開幕】安部裕葵 クラブ史上最年少「10番」のビッグマウス (2/2ページ)

 爽やかで礼儀正しい雰囲気が、サッカーに関わるときにだけ自信満々のそれに豹変する。だからこそ、周囲から「10番」に対してあれこれ言われても、大岩剛監督は「それらを受け止めるパーソナリティーがある」と目を細める。新主将に就任したDF内田篤人は、ごく近い将来海外へ羽ばたく逸材だと断言する。

 「能力的にも性格的にも鹿島で収まる選手ではないし、日本代表を背負うべきだと思っている」

 中学時代に所属した都内のクラブチームが、途中から本田圭佑の所属事務所の傘下に入った。必然的にビッグマウスを介して自分自身に重圧をかける、本田の生きざまに大きな感銘を受けた。

 「夢を周囲に言って、自分の逃げ道をなくす。素晴らしい考え方だし、強い人間じゃなければできないと思いました」

 中盤の左サイドを主戦場として、ドリブルやスルーパスを駆使しながら得点に絡む。ただ個人的な目標は掲げない。

 「ACL連覇とJ1王者奪還へ重点的に力を入れれば、ルヴァン杯と天皇杯もついてくる」

 すなわち、存在する全タイトルを独占する。さっそくビッグマウスが飛び出した。(スポーツジャーナリスト 藤江直人)

関連ニュース