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【2019年Jリーグ それぞれの開幕】久保建英に覚醒の予感 横浜で“外の世界”経験、子供から大人のメンタルに (1/2ページ)

★(6)FC東京MF久保建英(17)

 FC東京の17歳、MF久保建英は23日の開幕戦で川崎フロンターレのホームに乗り込み、スコアレスドローで勝ち点1を奪取。昨夏から半年間、期限付き移籍した横浜Fマリノス時代を含め自己最長の77分間の出場で、何度も輝きを放った。

 丁寧な口調で繰り出された言葉に、少年の強烈な自己主張が込められていた。試合終了直後の取材エリア。日本代表経験のある相手DF車屋紳太郎と壮絶なデュエルを演じた末に、ボールを奪い取った前半39分の場面を問われ、思わず表情をこわばらせた。

 「自分だけではなく、他の選手たちもああやって体を張って守っているので。あまり変な目で見ずに、普通に思っていてくれれば幸いです」

 開幕スタメンを射止めた久保に生じている変化を端的に表現すれば、「当たり前のことを当たり前にできるようになった」。長谷川健太監督は左右のMFにハードワークを求める。

 車屋とのマッチアップだけではない。右ポストをたたいた前半41分の直接FK。カウンターから長い距離をドリブルで駆け上がり、ラストパスを放った場面も3度を数えた。後半32分にベンチへ下がるまで、得点の匂いを放ち続けた。

 「サッカーはチームスポーツなので、オレが、オレがとはいかない。勝利が最優先される中で、チームから求められるコンセプトを実践できなければ、試合に出られないのは当たり前だということを、この1年間で十代の早いうちに学べたのが一番大きな収穫です」

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